台風や地震などでガラスが割れることにより、ケガをすることがあります。
災害の被害を最小限に抑え、防犯対策としても優れた機能的なガラスをご紹介。
他のガラスとどう違うのか?スタジオで検証します。

災害によるガラス被害 避難所でも

災害時に利用する避難所。避難所にいてもケガをする可能性があります。
2022年9月の台風14号のとき、宮崎・串間市では避難所となった体育館の窓ガラスが割れて飛散。そのガラスの破片を踏んで女性がけがをしました。
また、2020年の台風10号のときも避難所の窓ガラスが割れて飛散し、男女4人がけが。
熊本地震のときも、避難所の大型展示ホールの窓ガラスが割れて飛散し、避難者は駐車場の車やテントで避難生活を送ることになりました。

「防災安全合わせガラス」で被害を最小限に抑える

高い安全性で災害や事件から身を守る「防災安全合わせガラス」というものがあります。

一見普通のガラスですが、ガラスとガラスの間に特殊なフィルムをはさんだ三層構造。自動車のフロントガラスや、住宅の窓ガラスの一部で使われています。

≪防災安全合わせガラスの特徴≫
▼飛来物が当たっても貫通しにくい⇒「ケガ防止」
▼割れても破片が飛散しにくい⇒「ケガ防止」
▼紫外線はほぼ100%カット⇒「色あせ対策」
▼空き巣などが侵入しにくい⇒「防犯対策」