来年1月をめどとした鳥取県西部のAコープ閉店。東部中部に続く、JA系スーパーの閉店で地域はどうなるのでしょうか?
いま、暮らしの足元が揺れています。
JA鳥取西部 中西広則組合長
「理事会全会一致で店舗事業から撤退をさせて頂くことと致しました」
閉店が決まったのは、米子市・伯耆町・大山町にあるAコープ4店舗すべてです。
閉店については、これまで、上半期の経営状況を見て最終判断するとしていましたが、このほどまとまった上半期の純損益が約450万円となったことから、撤退を決めたということです。
Aコープの利用者
「買い物はほとんどここに来ますんで、困りますね。近くに無くなったらね」
「車の免許を返納しましたので、ここが無くなったら困ります。」
「びっくりしました、知らなかったです。西部は大丈夫だと思っていましたから。週2回ぐらい来ますからね」
4店舗の閉店時期は来年1月末をめどとしていて、事業継承の話があれば、検討したいとしていますが、現在は白紙状態です。
こうした事態を受け、鳥取県は、31日、情報連絡会議を開き、住民の買物環境確保のため、地元の市や町の取り組みを支援していくことを確認しました。
平井知事
「住民の皆様が最終的にここで暮らしていくことができるという買物機能など、それぞれで用意していくことが大切であります。」
JA鳥取西部では、全従業員62人については1人1人の意向を踏まえ、雇用支援に努めるとしています。