
広島カープ 大道温貴 投手
「ぼくのまっすぐとの相性がよかったので、そこから意識的に縦と横で(カットボールを)投げ分けています」
さらに交流戦のピッチングを見た 藤井彰人 ヘッドコーチからの助言を受け、投げるコースについても新たな考えが生まれました。

大道温貴 投手
「交流戦で、そのワンポイントで行く中で角を狙って一気にはずれてボールとか、そういうのが多かったんですよ、その時期。その後、(藤井ヘッドコーチから)『もったいなくないか? だったら1球目からストライクを投げて、そこからどんどん広げたりすればいいんじゃないか』みたいな話もあったので…」

その助言を受けた大道は、同学年でもある 坂倉将吾 に相談し、去年からの課題であった右バッターへのインコースのサインをやめたそうです。

新たに加わった縦カットと、高さで勝負するストレートを武器とした大道は、交流戦以降、抜群の安定感を誇ります。8月25日~27日の3連投まで20試合を投げて、わずか3失点。信頼を得た大道は、“勝利の方程式” の座をつかみ取るまでに進化しました。

さらに、これだけにとどまらず、8月26日のヤクルト戦では、6月以降、封じていた右バッターへのインコースも解禁しました。

大道温貴 投手
「インコースに構えるのが久々すぎて、『来たわ(笑)』って感じで投げました」














