ハンガリーで開かれていた世界陸上の話題です。男子マラソンに十和田市出身の其田健也(そのた・けんや)選手が出場、恩師や後輩たちが地元からエールを送りました。

十和田市出身で青森山田高校から駒澤大学を経て、JR東日本に所属する30歳の其田健也選手。卒業した十和田中学校では、陸上部の後輩たちや恩師たちがレースを見守ります。
序盤はペースを保ちながら上位をうかがいますが、現地の暑さがジワジワと走りに影響を及ぼします。中盤に入ると先頭集団がスピードをあげますが、其田選手はペースが上がらず、引き離されてしまいます。

パブリックビューイングの会場となった十和田中学校では「其田!其田!・・・」と地元の声援が送られますが、レース中に脱水症状となり「あまり記憶が残っていなかった」と話した其田選手。2時間16分40秒、35位で初出場の世界陸上を終えました。

※十和田中学校 陸上部の生徒は
「中学校の先輩がこうやって世界で活躍している姿を見れてとてもいい経験になったし、自分たちももっと頑張ろうと思いました」「十和田中学校の誇りだと思うし自分たちもこういう人たちを目指して頑張っていきたい」

十和田中学校時代の駅伝部の恩師 森昭生さん
「厳しいコンディションの中で日本代表というプレッシャーもある中で一生懸命頑張ってくれたと思います。ぜひ切り替えて、より早いタイムで日の丸を背負って活躍してほしい」

悔しさを糧に其田選手は、来年のパリ五輪での日本代表を狙います。