「関東最安値220円から」とうたい、実際には高額な請求を行っていたトイレ修理の業者を消費者庁がきょう公表し、消費者に注意を呼びかけました。

消費者庁がきょう、事業者名を公表したのは、トイレ修理を行うRS設備です。

消費者庁によりますと、この事業者が運営するホームページの「水の関東24」を見て依頼をしたところ、追加工事が必要などとして、高額な請求をされたという消費者からの相談が、先月までの11か月で355件寄せられているということです。

ホームページには、「関東最安値220円から」「明確な料金を提示、追加料金一切なし」など記載されていましたが、全国の消費生活センターには「およそ80万円請求された」という相談もあったということです。

この業者の代表は消費者庁に対し、既に廃業したと説明していて、現在はホームページも削除されています。

事業者の名前を公表した理由について消費者庁は、水漏れの修理や鍵の解錠など、消費者の焦りにつけ込む業者による相談が相次いでいるためとしています。