24日から福島第一原発で始まった処理水の海への放出。どのように進められるのか、まとめました。

処理水は海水で薄めて、放出されます。トリチウムの濃度は、1リットルあたり1500ベクレル未満で、これは国の基準の40分の1にあたります。

放出前に、この基準通りに薄められていることを確認します。そして、確認されれば、海底トンネルを通じて、原発の沖合1キロから放出していきます。

初回となる今回は、7800トンの処理水を17日間かけて放出する予定で、今年度は、3万1200トンを4回に分けて放出する計画です。

また、放出設備が故障したり、トリチウム濃度が基準を超えたりした場合には、遮断弁を作動させ、放出を止めると説明しています。

放出は30年以上続く見通しです。