東京電力の処理水海洋放出開始を受け、福島県内では風評被害の心配や、理解を示す声が聞かれました。
いわき市の会社員・60代「やっぱり漁業関係者の風評被害が心配。きちんと漁業関係者に納得していただかないとうまくないのではないか」
田村市の主婦・70代「迫ってきてからの問題。(タンクが)満杯になってしまったから何も言わせないで処理するしかないというやり方が納得いかない」
郡山市の会社員・20代「環境に配慮してやってくれているなら目をつぶるじゃないけれど致し方ない。あしたからも全然(福島の)魚を食べようかなとは思っている」
山形市の会社経営・50代「私は海でよく泳ぐので大丈夫なのかなと実際思っている。どうしても泳ぐと水が入るからちょっと心配」
放出反対訴え抗議活動も
「国は約束を守れ!海を汚すな!」
一方、福島第一原発からおよそ3キロ離れた福島県大熊町には、市民が集まり、放出反対を訴えました。
これ以上海を汚すな!市民会議・佐藤和良共同代表「国民の合意を得ないまま流すっていうのは暴挙。きょうもし流しても、放出を止めるために活動を続けていく」
「処理水放出反対!」
いわき駅前にも数十人が集まって、海洋放出に抗議しました。
参加したいわき市の女性「約束を守れってことですよ。国民に対する漁業者に対する。それでいいのかよっていう」
このほか、福島県庁前にも市民が集まるなど、各地で抗議の声があがりました。
