北朝鮮がきょう未明、弾道ミサイルの可能性があるものを発射しました。防衛省は発射された1発は複数に分離し、日本のEEZ=排他的経済水域の外に落下したと発表しました。
防衛省 小野田紀美 政務官
「北朝鮮は本日午前3時51分頃、北朝鮮北西部沿岸地域の東倉里沿岸地区から弾道ミサイル技術を使用した発射を強行いたしました」
防衛省の小野田政務官はこのように話し、北朝鮮が未明に発射した弾道ミサイル1発は複数に分離し、日本のEEZ=排他的経済水域の外に落下したと明らかにしました。
北朝鮮当局は海上保安庁に対して、きょう午前0時から31日の午前0時までの期間に「衛星ロケット」を打ち上げると通告し、南に向かって黄海、東シナ海、フィリピンのルソン島の東の3か所に危険区域を設けていましたが、すべて予告地域の外に落下したものと推定されています。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は、衛星打ち上げの失敗を認めています。
日本政府は沖縄県を対象にJアラート=全国瞬時警報システムで避難を呼びかけていましたが、その後、解除しています。
防衛省は「北朝鮮は今回の発射により衛星の打ち上げを試みた可能性がある」としたうえで、詳細は分析中とし、引き続き、アメリカや韓国などと緊密に連携し、情報の収集・分析および警戒監視に全力をあげるとしています。
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