警察の施設から離れた地域に出張して、様々な困りごとに対応する移動交番車。
愛媛県警でも7月、導入されました。
西予の夏祭りに出動した移動交番車にカメラが密着、果たしてどんなトラブルがあったのでしょうか?
8月13日、西予市三瓶町で開催された「奥地の海のかーにばる」。
「人間カーリング」などのイベントが人気の夏祭りが、4年ぶりに帰ってきました。
そんな祭りの運営本部に横付けされた一台の車。
県警が7月、導入した「移動交番車」です。
4回目の出動となる今回は、県警本部地域課の警察官2人と、地元・西予署の署員が協力して移動交番を開設します。
(県警本部地域課・山本浩二企画係長)
「いつでもどこでもすぐに駆け付けることができて、テントなど設置して交番機能をすぐにつくることができる」
移動交番車では、通常の交番と同様、落とし物などの届け出や相談を受け付けると共に、警察の施設内のみで許可されていた、パソコンによるそれらの登録作業も行えるようになりました。
移動交番の開設から1時間平穏が続いていましたが、風でテントが吹き飛ばされそうに!
市民の安全を守る交番そのものの安全が脅かされましたが、重りを調整し何とか安定。
人出が増える夜の花火大会に向け気合いを入れ直します。
(県警本部地域課・山本浩二企画係長)
「(今のところ)交通ルールについて尋ねられる方がきただけですね。来場者の方がどんどん増えてくると思いますので、気を引き締めていこうかなと思っています」
午後6時半、イベントスタッフから依頼がきました。
(県警本部地域課・伊藤亮介企画課長補佐)
「花火の邪魔になるのでのけてくださいと連絡がありました」
駐車禁止の場所に車が…。西予署員が現場で対応にあたります。
アナウンス
「(ナンバー)の運転手さん、近くにいませんか?早急に移動してください」
イベントの運営側からも懸命に呼びかけを続け、およそ30分後、運転手が到着して車を移動し、一件落着。
花火大会の舞台は整いました。
今度はかわいい来訪者です。100円を拾った男の子がやって来ました。拾った場所など警察官からの聞き取りを受けた後、サインをして完了です。
(記者)
「どうして届けたの?」
(男の子)
「泥棒になるからって言われたから」
(男の子の父親)
「100円でもちゃんと届けようかって。泥棒になるからね~って、届けようとなった。いいことしたなと思う。(花火を)気持ちよく見れるね?(男の子がうなずく)」
メインイベントの花火大会。およそ4200発が夏の夜空を彩りました。
観客も花火に夢中なのか、移動交番には静かな時間が流れていました。
ところが、無事フィナーレを迎えた途端「酔っ払いが倒れている」と連絡が入ります。
泥酔した男性を保護したところで「奥地の海のかーにばる」での任務は終了しました。
(県警本部地域課・山本浩二企画係長)
「無事終了してほっとしている思いです。こういった活動の拠点となるものを置いての活動ができたという事で、非常に良かったと思います」
(県警本部地域課・伊藤亮介企画課長補佐)
「西予署の協力のもとうまく対応できましたので、非常に良かったと思います。まだ出動回数が少なく、今回も足りない部分もいくつか出てきたので、改善しながら、より良い移動交番車にしていきたいと考えております」
出動先の安心提供と安全確保へ。移動交番車の活躍の場は、これから広がりそうです。
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