事故を起こした車は道交法違反の疑い
母親は夫と1歳から11歳までの4人の娘たちと暮らしています。事故は朝陽くんが家族になって、間もなく4年という時におきました。
ケージは今もリビングに置いたまま。その中には、娘たちからの手紙が…。


(長女)
「朝陽くんに届いてくれるとうれしいな」
(次女)
「朝陽くんに伝わってくれるかなと思った」
(母親)
「時間がたったことで、娘たちも朝陽がいないことを認識しだして、気がついたらケージの中に手紙が入っていた」

母親は8月20日も事故現場に。SNSなどで事情を知った人が置いた供え花も。
事故からすでに3週間。今も母親が立ち続けるのは、逃げた車のドライバーを見つけ出したいというだけではありません。

(母親)
「朝陽が死んで、また(事故が)起きたら何だったということになる。何としても止めたい。立っているだけで意識が変わる。『気を付けようかな』という気持ちだけでいい。抑止力になりたい」

警察は、事故を起こしたにも関わらず、届け出なかった道路交通法違反の疑いで運転手の行方を追っています。