政府が調整を進める東京電力・福島第一原発の処理水の海洋放出を巡り岸田総理は、処理水の保管状況などを確認するため先ほど、福島第一原発に到着しました。

岸田総理
「政府の責任者として確認を行い、そして自らの思いも直接話したい。国として判断すべき最終段階に至っていると考えています」

岸田総理は訪問先の福島第一原発で、放射性物質を取り除くシステム「ALPS」などを視察し、東京電力の幹部と意見交換する予定です。また、全漁連会長と近く会談する考えを示しており政府は明日にも実現するべく調整を進めています。

こうした手順を経て岸田総理は今週前半に関係閣僚会議を開き海洋放出の開始時期を決める考えです。政府は今月中に放出を始める方向で調整を進めています。