60歳以上の方がレーシングドライバーに挑戦です。18日、出雲市でシニア世代を対象にしたドライビングeスポーツの体験会が開催されました。

参加者「大きいカーブ来た!よっしゃ、抜けた!」

レースカーを彷彿とさせるシートに座りハンドルを握るのは、60歳以上のシニア世代の人たち。出雲市の自動車販売店で行われたのは、シニア世代を対象にしたeスポーツ体験会です。

開催の理由は?

島根トヨペット出雲店 原賢治 店長
「地域柄、移動手段としてどうしても車が必要になります。免許返納の問題もありますし、健康寿命を延ばしていただいて、元気な島根になるようにちょっとでもお手伝いできたらなと思って、今回こうしたイベントを開催しました。」

シニア向けのeスポーツは、認知機能の低下防止や介護予防の観点から、全国で広がりを見せているといいます。
慣れないゲームに挑戦したシニア世代の皆さん、レースの中でも日頃の安全運転のくせが抜けない様子でした。

そして、イベントで講師となったのは、立正大学淞南高校eスポーツ部のメンバーです。参加者たちはeスポーツだけでなく、自分を撮影した写真をメッセージアプリで送信したり、SNSに投稿したりと、スマートフォンの使い方も高校生から教わりました。

参加者「今までこうしたことに関して無知でしたので、きょうはよく分かりました。」

eスポーツを通し生まれた、世代を超えた交流。島根トヨペットでは今後も、こうしたイベントを定期的に開催したいとしています。