愛媛県西条市の山あいに残る棚田を守ろうと、活動を続けるNPO法人があります。高校生も巻き込んだ取り組みにはふるさとへの思いがありました。
8月12日、西条市であるイベントが開かれました。子供を対象に放置竹林の竹を使った灯籠づくりです。
指導にあたるのは西条農業高校の生徒とOBたち。その中心で指示を出しているのは、NPO法人うちぬき21プロジェクト千町棚田チーム班長の成高久豊さんです。
うちぬき21プロジェクトは、水と芸術文化を生かしたまちづくりを目指し、西条市で活動していて、成高さんたちはその一環として、棚田を守る取り組みを続けています。
竹は、棚田の周辺にある放置竹林の竹を活用したものです。
その棚田は、西条市の山あいにある千町地区にあります。広さおよそ80ヘクタールのうち、およそ70ヘクタールが耕作放棄地となっているといいます。
西条農業高校に勤務する成高さんは、生徒たちの協力を得て、2005年から千町棚田の保全活動をスタートさせました。
この日は石垣の崩壊を防ぐため雑草の刈り取り作業です。活動にあたり県の「三浦保愛基金」から年間およそ30万円の補助も受けていて、草刈り機の購入費やメンテナンスの費用などにあてています。
棚田を含め環境を保全することは結果的に災害対策にもつながるといいます。
(成高さん)
「耕作放棄地を水田に戻して、緑のダムを作るということ。これが一番の水を守ることに繋がります。それと、土砂災害が起こると今度はまた洪水が出たりするということになるので、この棚田を守ることが一番、水を守ることに繋がっていると思っています」
千町棚田チームは、およそ2ヘクタールの田んぼで米作りにも取り組んでいます。成高さんは棚田を復活させることが次の世代につなぐ自分達の役割だと感じています。
(成高さん)
「(今後について)今の西農の生徒、卒業生がここに思いを持ってくれてるので、後継者を養成しながら、ここを守っていきたいと思います」
棚田について多くの人に知ってほしいと話す成高さん。これからも若い力と共に昔ながらの棚田が広がる里山づくりを続けます。
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