きのう発表された県内のレギュラーガソリンの山口県内の平均価格は179.8円。
ハイオクは190.5円と12週連続で値上がりし、15年ぶりの高い水準となりました。

お盆休みを直撃したガソリン高騰に、ドライバーからは悲鳴の声があがっています。


早川晋矢記者
「こちらのガソリンスタンドではレギュラーが180円。ハイオクが191円を表示しています」

止まらない価格高騰に周南市のガソリンスタンドでは、さらなる値上がりを心配する利用客の声が聞かれました。

「200円になるかもしれないってね。乗りにくくなりますね」

「異常です。私に言わせたら、この金額は。車は絶対に必要ですから、もうどうすることもできません」

「90円台っていうのを経験しています。1回ねすごくガソリンが上がった、あれいつだったんだろう…10年ぐらい前ですけどここまでの事はなかったですよね」

石油情報センターによりますと、8月14日時点の県内のレギュラーガソリンの平均小売り価格は、前の週と比べて1リットルあたり1.9円高い179.8円でした。

12週連続の値上がりで、リーマンショックの影響を受けた2008年夏以来の高い水準となっています。

山田石油 山田正敏社長
「6月の第1週から9月の末に向けて補助金はだんだん少なくなってきています。それに合わせて売値がどんどん上がっていくので基本的に毎週連続で値段が上がっていくということになります」

山田石油の山田社長は価格高騰の背景に、政府のガソリン補助金の減額と原油価格の高騰、円安をあげました。
政府が去年1月に始めたガソリン補助金は、当初は1リットルあたり40円以上ありましたが、段階的に縮小させ、現在は13.6円にとどまっています。

山田社長
「補助金が減ることと同時にベースの原油の値段が上がってきているので、その分が上乗せで上がっているので、少し変化のスピードが速いということになっています」

補助金が終了する見通しの9月末までは、値上がりが続くことが予想されていて、家計への影響はしばらく続きそうです。