17日の福島県内は、各地で35℃を超え、2日連続の猛暑日となりました。暑さが続くなか、この時期満開を迎える喜多方市にあるヒマワリの名所では、今年、いつもと違う光景が広がっています。

安部遼アナウンサー「三ノ倉高原では、今年の夏もヒマワリが咲き誇っています。黄色いじゅうたんがとても美しいです!」

さんさんと輝く太陽に照らされたヒマワリ。喜多方市では17日、最高気温36.2℃と暑い一日になりました。会津若松や福島でも36℃を超えるなど、県内は2日連続の猛暑日に。

喜多方市の三ノ倉高原では250万本ものヒマワリが植えられていますが、今年はいつもと違う光景になっています。

安部アナ「標高が少し高いところにやってきますと、先咲き始めのヒマワリやまだまだ咲いていない、つぼみのヒマワリもあります。」

去年の同じ時期に撮影された映像と比較してみると、開花が進んでいないことが分かります。

喜多方市熱塩加納総合支所・鈴木理規さん「雨が降らないことが原因です。雨が降らないと花が成長しないんです。」

原因は、水不足です。喜多方市の7月1か月間の雨の量は、92ミリと去年より3割程度減少しています。その影響で、今年は例年よりもおよそ2週間も遅い8月13日に開花。通常ならすでに満開を迎えていますが、現在は七分咲きです。

市内から来た30代女性「(子どもたちの)夏休みもう終わっちゃうから、ギリギリだったんですけと急いで来ました。」
市内から来た小学2年生の女の子「太陽を向いていてきれいだった。」
千葉から来た50代男性「この時期に満開になっていて欲しかったかなとは思いますが、良いところだと思います。」

開花が遅れたことで、今年のお盆の観光客は2000人程度と去年のおよそ3割に…。それでも関係者は、観光客の回復に期待を寄せています。

鈴木理規さん「最後にヒマワリが見たいという方が来られると思うので、それに向けて私たちも準備をしております。」

三ノ倉高原のヒマワリ畑は8月20日ごろに見頃を迎え、27日まで楽しめるということです。