芸術を通して、平和について考えてもらおうという作品展が、下関市で開かれています。

「下関平和美術展」は、平和を願う市民らが作品を展示するもので、毎年8月に開催されています。

ことしは市内外の55人が書や絵画、立体作品など合わせて110点を出品しました。

中沢幸一さんの油彩画「それだけはいや」は、爆撃機により戦火に包まれるウクライナの街をイメージしたといいます。

中沢幸一さん「ロシアとウクライナが戦争しとるけど、まあできるだけ早く戦争をやめてほしいという願いを込めてこの絵を描きました」

また、広島での被爆体験を絵を交えた手紙形式で表現したものなど、平和や、創作できる喜びを自由に表現した作品が並びます。

下関平和美術展 世話人会 川辺翆玉さん
「ことしで32回目を迎えますが、私たちの願い、この平和が続くように願いを込めて毎年、この作品展を開いております。どうぞ見てください」

作品展は20日まで下関市立美術館で開かれています。