山口県内各地で、平和への願いを込めて鐘を鳴らす式典が15日行われました。

式典は、各地のユネスコ団体がこの時期に行っている取り組みで、このうち周南市では人間魚雷「回天」の訓練基地があった大津島で行われました。


ことしで23回目となる式には、周南市の太華中学校の生徒などが参加し、平和な世界にするための宣言を読み上げました。


戦争で亡くなった人を悼み、世界から戦争がなくなることを願いながら、80人を超える参加者らが回天記念館前庭にある平和祈念の鐘をつきました。

太華中学校3年 谷上茜音さん
「今、ロシアとかウクライナの方で戦争があるので、その戦争が少しでもよくなれば、平和になればいいなと思って参加しました」

太華中学校3年 山田穏空さん
「この世界が平和になってほしいなと思って(鐘を)鳴らしました」

徳山ユネスコ協会 原田茂会長
「みなと歩調を合わせる、協力する、ということが大事だということだと思います。それを子どもたちがこういうときに分かってくれればありがたいなと思います」

この日は回天記念館が無料で開放され、訪れた人たちは遺品や資料を見つめ、海に散った若い命に思いをはせていました。