中国電力は、14日山口県上関町で建設へ向けた調査を提案している中間貯蔵施設について町議会に説明する予定でしたが、反対派の抗議行動によって実施できませんでした。

中国電力は原発で使用した核燃料を一時的に保管する中間貯蔵施設について、上関町議会議員へ説明する予定でした。

中国電力の大瀬戸常務らは役場に入ろうとしますが、反対派住民らにより、およそ20分間阻止されます。

中澤樹記者
「反対派の強い抗議行動を受けて、いま中電の幹部らは引き返しています」

説明会は急きょ中止となりました。

この説明会は町議会が要請したものですが、原発建設計画に反対する町議3人は欠席していました。

上関町議会 岩木和美議長
「このままじゃいけないと思っておりますので、何らかのかたちでまた説明を受ける機会、あちら(反対派)の議員さんが説明が足りないとかおっしゃっているので、ちゃんとした説明を受けることは必要だと思います」

上関町議会では14日午後、議会運営委員会が開かれ、建設に向けた調査の受け入れを諮る臨時議会の日程が決まる見通しです。