ハワイのマウイ島で発生した山火事の犠牲者はさらに増え、80人になりました。被害のあった地域に住民らが初めて立ち入りましたが、直後に再び閉鎖される事態となっています。

記者
「こちら、被害の深刻だったラハイナに続く道です。きょうから住民を対象に通行が許可されましたが、わずか4時間で再び閉鎖される事態となっています」

11日、被害の大きかった町、ラハイナでは住民や島西部のホテルに荷物を置いたまま避難していた観光客に限り、火災発生以降、初めて立ち入りが許可されました。

しかし、依然立ち入り禁止とされている地域に侵入する人が相次いだため、わずか4時間で再び閉鎖されました。

地元当局はさきほど、今回の山火事での死者が80人に増えたと発表、連絡をとれない人は1000人にのぼっているとの情報もあります。

また、現地水道局はラハイナなどの住民に対し水道水を飲まないよう警告しました。火災で地域の給水システムの一部が破損し、水道水に汚染物質が混ざった可能性があるためとしています。