日露戦争中の1904年、当時日本最大の国産船「常陸丸(ひたちまる)が玄界灘を航海中、ロシア艦隊によって撃沈されました。死者1000人以上。沈没から119年たって初めて海底に眠る船の姿をBS-TBSの特別番組「幻の海底遺跡を探せ!」の取材班が撮影に成功した。

水深80m 水中ドローンが見つけたものは…

ランディ博士「違う?これ違う?」
オペレーター「これやない?」
ランディ博士「あ、いやこれでしょう?」
オペレーター「沈船や!」

水深80mの先にあったのは、陸軍御用船・常陸丸だった。

常陸丸は、1898年に建造され6000トンを越える初の国産貨客船として、脚光を浴びたと言われている。しかし、日露戦争中の1904年、常陸丸は兵士らを輸送中に、ロシア艦隊から100発もの射撃を受け、福岡県沖に沈んでしまった。兵士、民間人合わせて死者は1000人以上。「悲劇の常陸丸」「常陸丸事件」として語り継がれてきた。それが今、私たちの目の前に現れたのだ!