台風7号の接近に伴い県内は14日の月曜から荒れた天気となり、その後災害級の大雨となる可能性があります。
強風で被害が出ないよう対策をする果樹農家もありました。
台風7号は日本の南海上をゆっくりした速さで北に進んでいて、今後発達しながら15日ごろ強い勢力を維持して東日本や西日本に近づくおそれがあります。

県内に最も近づくのも15日の見込みで14日から16日にかけ東部・富士五湖地域や峡南地域を中心に荒れた天気となるおそれがあります。

気象台は災害級の大雨になる可能性があるとして土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水、それに強風に注意警戒を呼び掛けています。

こうした中、北杜市須玉町のリンゴ農家は対策を始めています。

リンゴ農家 髙橋達郎さん:
夜の台風だと、朝見るとリンゴが落ちています。それは全部破棄するしかない。

台風7号による強風に警戒し、約400本のリンゴの木の幹を支柱に固定し直す作業を2日間かけて行うということです。

髙橋さん:
台風がすごそうだという時にはしかり固定する。できるだけ木の揺れを防ぐ。

農家によりますと過去にも台風で実が落ち、被害が数十万円に上ったこともあるといいます。

髙橋さん:
なんとか台風がうまく進路を避けてくれるといいと思う。

県農業技術課は台風7号の対策などを発表し、強風に備えてハウスを点検することや、台風接近中は大雨や強風がおさまるまでは見回りなどを行わないよう呼び掛けています。