登山で注意しなければならないのが山岳遭難です。
今年も山梨県内で相次ぐ中、安全に登山を楽しむポイントをアウトドアショップに聞きました。

甲府市徳行にあるアウトドアショップのエルクです。

山梨百名山すべてに登りホームページで見所を紹介する企画を担当している綾井瞭さんです。


エルク 綾井瞭さん:
100座それぞれの魅力がある。登山道の状況コースの説明だったりコースタイムの記載だったり携帯ですぐ確認できるよう公開している。
絶景や達成感など楽しみも多い登山ですが、一方で、遭難のリスクもあります。

県警によりますと県内で今年おとといまでに起きた山岳遭難は去年より少し減ったものの71件、74人で、亡くなったのは13人行方不明が1人となっています。

山岳遭難は難易度にかかわらず低い山や日帰りでも起きていて、県警は万全な準備や余裕を持った計画それに登山届の提出を呼びかけています。

そこで、綾井さんに安全な登山にかかせない装備の選び方を教えてもらいました。

綾井瞭さん:
「三種の神器」といってバックパック、登山靴レインウエア、上下タイプが必要特に、夏山でも必ず用意したいのがレインウェアです。

とにかく登山は自分の体を濡らさない夏山は街と一緒で夕立がある。そうすると低体温のリスクが伴う。

雨が降らなくても寒くなった場合は上だけ着ることもできるので上下セパレートタイプがおすすめ。

また、気温が高い時期に気を付けたいのが熱中症対策です。

水分をしっかりとらないと脱水症状になるので5時間の登山で2リットル以上持っていくことが必要。

エルクでは登山グッズのレンタルも行っていて、命を守るためにも万全の装備で出かけてほしいと呼びかけています。