吉本新喜劇の最古参で10日に亡くなった桑原和男さん(87)に向け、続々と追悼の言葉が寄せられています。

現在吉本新喜劇のゼネラルマネージャーを務める間寛平さん(74)は「桑原兄さんが新喜劇の中で一番年配で歴も上で、その次に自分、その後めだかちゃん、末成由美ちゃんでした」と振り返り、「ぼくは桑原兄さんの座にいれてもらってました。その時は何も怒らない。好きなようにさせてくれました。桑原兄さんも好きなようにやるしマイペースな人でした」と偲びました。

吉本新喜劇の座員・池乃めだかさん(80)は「丁度昨日、お兄さん元気にしてるかな?と思っていた所でした」と虫の知らせがあったことを明かし「1日でも長く生きてほしいと願っていましたが、残念で仕方がないです。ご冥福をお祈りします」と悼んでいます。

そして同じく吉本新喜劇を支える内場勝則さんは「また一人吉本新喜劇のレジェンドが遠くへ逝かれました」と書き出し「吉本新喜劇創成期から活躍され、やめよッカナ?キャンペーンからその後の吉本新喜劇でも我々を支え」と、今日の吉本新喜劇があることへの恩義を綴りました。さらに「『ごめんください、どなたですか?後輩の内場です、ゆっくりお休み下さい、ありがとう~』よろしくお願いします『神さま~!』」 と別れのギャグを披露しています。

またかつて吉本新喜劇の座長を務めていた川畑泰史さんは、桑原さんの「売れようと思った事は1回もない、ただ笑いが好きでお芝居が好きなだけでやってきた」という言葉をかみしめ、「皆で受け継いでいきます」と思いを込めています。
吉本新喜劇の座員・未知やすえさんは「新喜劇を愛し舞台が大好きなお兄さん」と慕い、「桑原兄さんお婆ちゃんは横で見ていても本物のお婆ちゃんでした。お金持ちの役のお婆ちゃんの時は輝く指輪にイヤリング そして赤い口紅をすっと塗って背筋を伸ばして袖から出て行く姿はとてもお綺麗でした」と、桑原さんの演技者としてのあり方に敬意を込めて振り返っています。

【担当:芸能情報ステーション】