上関町が中国電力から提案されている、中間貯蔵施設の建設に向けた調査について、上関原発建設計画を推進する4つの団体が、前向きな議論をすすめるよう、町長と町議会議長に申し入れました。

上関町商工会の濵田憲昭会長が、調査について前向きな議論をすすめるよう、西哲夫町長に要望書を手渡しました。中間貯蔵施設は、原発から出た使用済み核燃料を一時的に保管するもので、8月2日に中国電力の幹部が西町長を訪ね「設置検討を進め調査を行いたい」と伝えました。一部の住民は反対を訴えていて、町内で賛否が分かれています。

上関町商工会・濵田憲昭会長:「町の振興策につながるという話をもらった。もちろん安全と安心のことは大前提として進めてもらいたいと申し入れさせていただいた」

4団体は、岩木和美町議会議長にも同様の申し入れをしました。

調査を受け入れるかどうかは、8月中にも開かれる臨時議会に諮られる見通しで、西町長は「議員の考えを聞いて判断する」としています。