新型コロナが5類に移行してから初めてのお盆休み、観光地では「コロナ禍前のにぎわいを」と期待の声があがっています。

小湊愛巳アナウンサー「お盆休みに入る前なんですが、鶴ヶ城は多くの家族連れなどでにぎわいをみせています。」

天守閣をリニューアルしたばかりの「鶴ヶ城」。お盆休みを前に、10日は多くの観光客でにぎわいました。

会津若松観光ビューロー・渡部健志さん「リニューアルしたGW以降は、コロナ前の令和元年度の方ににぎわいは戻りつつある」

会津若松観光ビューローによりますと、8月1日から6日までに鶴ヶ城を訪れた人は1万人あまりと、去年の同じ時期と比べて1.4倍ほど増えたということです。

東京から訪れた人「明日から混むので、1日前に車で来た。(鶴ヶ城)すごかった」
宮城から訪れた人「旅行自体コロナになってしまい行けなかったので、5年ぶりの旅行。ゆっくり羽を伸ばせたかなと思う」

会津若松観光ビューロー・渡部健志さん「このリニューアルした鶴ヶ城、新しい展示の方をぜひご覧になって、会津の歴史と文化に触れていただきたいと思っている。」

一方、同じく会津若松市にある飯盛山で土産物の販売などをするお店では。

小湊アナ「こちらのお店では、お盆休みにむけて喜多方ラーメンや可愛い赤べこのぬいぐるみなど、地元に根付いた商品の仕入れを多くしているということです。」

今年のお盆休みは観光客が増えることを見込んで、去年の同じ時期に比べおよそ2倍の数の商品を仕入れたといいます。さらに、厳しい暑さとなった7月下旬ごろから熱中症対策として飲み物の仕入れを通常よりも3倍ほど増やしました。

飯盛分店・飯盛尚子さん「本当にずっと長い間コロナ禍で観光業界は苦しい思いをしているので、ぜひこのお盆にはたくさんお客様にきて頂いて、楽しんで頂きたいなと期待している」

活気が戻ってきた中で迎える今年のお盆休み。各地の観光地で期待が高まっています。鶴ヶ城では、お盆休み中コロナ禍前に近い2万5000人の来場を見込んでいます。