「動画サイト利用料に未納がある」などのうその電話で、宇部市の30代の女性が電子マネー130万円分をだまし取られました。

警察によると6日、宇部市の30代の女性のスマートフォンに知らない電話番号から着信がありました。

女性がかけ直したところ、男から「動画サイトの未納料金がある」と金を要求されました。女性は「身に覚えがない」と答えますが、「支払わないと裁判になる」などと言われ、コンビニエンスストアで30万円分の電子マネーを購入し、コード番号を伝えました。

その後も、「ほかのサイトでも未払い金がある」「あなたの携帯がハッキングされ被害が出た。訴訟を起こされてもいいように保険に入って」などと言われ、4回にわたってコンビニエンスストアで電子マネーを購入。

コード番号を伝えて、あわせて130万円分をだまし取られました。女性は、電話の男から「店員に声をかけられても、『商品を買う』と説明するように」などと指示を受けていたということです。

県内では今年、7月20日までに確認されたうそ電話詐欺の被害は45件で、被害額は1億2000万円に上ります。

県警は「『電子マネー購入して』は詐欺の手口」と注意を呼びかけています。