義理の娘の体を触ったとして、強制わいせつの罪に問われている男の初公判が1日、金沢地裁で開かれました。男は起訴内容を認め、娘に対し「申し訳ない気持ちでいっぱい」と語りました。
起訴状によりますと、男は自宅で未成年の娘の服に手を入れて、胸や下半身を触った強制わいせつの罪に問われています。裁判は被害者保護のため、男の名前を伏せて進められました。
1日、金沢地裁で開かれた初公判で男は起訴された内容に間違いがないか問われると、「間違いありません」と認めました。
検察側の冒頭陳述などによりますと、男は自宅で娘の体を5回にわたり触り、娘は犯行の間、寝たふりをしていたということです。
男のいない間に娘が母親に被害を訴え、犯行が明らかとなりました。
被告人質問で男は「5回目でようやく我にかえった」とし、「娘が自分に懐いていたことで浮かれていた。おんぶをする際に体に触れたことから、成長を意識して触ったみたいと思った」と述べました。
そのうえで、「いけないことではあると理解していた。どんな感じで成長するのだろうと、好奇心というのか…」と述べました。
検察側は犯行は悪質で常習性があり、父として信頼する娘を裏切る安易な意思決定だとして懲役2年を求刑。
これに対し弁護側は、示談が成立していることや、財産分与で多く金額を譲り渡していることなどを理由に挙げて、執行猶予付きの判決を求めました。
裁判は即日結審し、判決は8日に言い渡されます。
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