猛暑によりリスクが高まる熱中症。密接に関わっているとされるのが、体の内部の温度「深部体温」です。イギリスの大学では「深部体温」が高温下でどのように上昇するのかを調べる実験が行われていて、記者が参加してみました。
今年の夏もギリシャやイタリアなどで相次ぎ40℃以上を記録するなど、熱波に見舞われたヨーロッパ。近年、熱中症を防ぐための研究が盛んです。熱中症は、体の内部の温度「深部体温」が上昇することで起きるとされ、ロンドンのこちらの大学では、高温下で深部体温がどう変化するのか調べています。
ローハンプトン大学 ルイス・ハルシー教授
「室内の暑さへの反応は個人差があることが分かってきています」
46歳の記者の場合、気温50℃の部屋で深部体温はどうなるのか。体温計を体内に挿入し、実験に参加しました。
記者
「今、50℃の部屋に入りました。体内温度(深部温度)は37.04℃です」
深部体温は内臓の機能を守るため一定に保たれ、皮膚温よりも0.5℃から1℃ほど高いのが一般的です。安静にし、およそ50分経過した時点では37.08℃に上昇。続いて運動を始めます。
記者
「部屋に入ってから1時間が経ちました。当初は37.04℃だったのが37.22℃に上がりました」
その後、運動のペースをアップ。深部体温が37.5℃を超えると熱中症のリスクが高まりますが、運動開始から12分後。
記者
「今、37.5℃に達しました」
20分後、クールダウンに入ってもすぐには下がらず、むしろ上昇を続けます。
記者
「今、出てきました。体内温度(深部体温)38.06℃を示しています」
1時間半後、深部体温はおよそ1℃上がりました。実験を行ったハルシー教授によると、記者は「深部体温」をうまくコントロールできているようです。
ローハンプトン大学 ルイス・ハルシー教授
「(あなたの深部体温は)1時間でわずかしか上昇していません」
ただ、「深部体温」について教授は、高齢者はより注意が必要だと指摘します。
ローハンプトン大学 ルイス・ハルシー教授
「高齢者の深部体温は若者より急上昇する傾向があります」
気温が高すぎる場合、特に高齢者などは汗をかくだけで深部体温を下げることが難しくなるということで、冷たい水を飲むなどの対策が熱中症予防のカギとなりそうです。
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