再来年の戦後80年に向けて、長崎ゆかりのプロ指揮者・伊藤玲阿奈さんが企画した平和を願う「第九」の合唱が6日、長崎市の原爆資料館ホールで行われました。

『SDGs そして平和 IN 長崎2023』と題して、子どもからお年寄りまで市民およそ130人が、自由や人々の絆を歌う「第九」を合唱し、音楽で平和を祈りました。


戦後の国連創設80周年に向けて開催されたこのイベントは、長崎で高校時代に戦争の悲惨さを学び、現在はニューヨークを拠点に活躍する指揮者の伊藤玲阿奈さんが企画。ウクライナ出身のピアニスト、パヴェル・ギントフさんが伴奏をつとめました。

指揮者(青雲高校出身)伊藤 玲阿奈さん:
「(8月9日を前に)平和やSDGsに対して、もう一度、世界的な観点から捉え直してほしい」

このほか、ウクライナの国連大使から届いた核廃絶へのメッセージが高校生平和大使に手渡され、参加者たちは平和への思いを新たにしていました。