リニア工事をめぐるJR東海の「田代ダム案」について、静岡県の川勝知事と田辺市長の考えに隔たりがあるようです。静岡市の田辺市長は6月7日、「トンネル工事と一体のもの」と述べました。
<静岡市 田辺信宏市長>
「(田代ダムの取水抑制案そのものについての評価は?)私は議論すべき案だ思っています。(検討に値する?)仰る通り」
リニア工事に伴って出る水の「全量戻し」については、JR東海が「大井川上流の田代ダムで東京電力が取水している発電用の水量を抑えて、工事による流出分と同じ量を還元する案」を示しています。
ただ、この案について、川勝知事は「全量戻しではない」と主張しています。
<川勝平太知事>
「JR東海による地域貢献のひとつ。発電のための水はリニア工事と全く関係ありませんから。これはJR東海の静岡県に対する贈り物。そういうものとして受け止めている」
この発言に対し、会見で静岡市の田辺市長は。
<静岡市 田辺信宏市長>
「私はこれはトンネル工事と一体のものだと思っています」
田辺市長はJR東海の「田代ダム案」を評価した上で、「議論進展のきっかけになってほしい」と述べました。
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