山口県宇部市内の小学校でファイル共有用のグループ設定に誤りがあり、児童の個人情報が漏えいしました。

宇部市教育委員会によると市内の小学校1校の児童111人分の名前と、児童29人分のイニシャルで学校や家庭での生活の様子などが、市内の小中学校の児童や生徒、教職員が持つ端末で閲覧できるようになっていました。

本来は、教職員の間だけで共有するべき資料でしたが、ファイルを共有するためのグループを作成する時に「プライベート・非公開」に設定しなければならないところ、「パブリック・公開」にしてしまうミスがありました。

児童が家に持ち帰った端末で、情報を見た保護者が個人情報が閲覧可能になっていることに気づき、判明しました。

市教委によると、現時点で個人情報漏えいに関する苦情などは寄せられていないということです。

市教委では、4日付けで宇部市内の小中学校にグループはすべて「プライベート・非公開」の設定にするよう通知し、今後は定期的に設定状況を確認するなどして、再発防止に努めるとしています。