香川県三豊市三野町にある「日本一営業日が短い駅」が、きょう(4日)から営業を始めました。大正時代に設置されて以来100年以上続く駅の、たった2日間だけの営業です。

2日間だけの営業が行われているのは、JR予讃線の津島ノ宮駅です。

津嶋神社でこの時季に毎年行われている「夏季例大祭」のための営業で、列車が到着すると大勢の参拝客たちがホームに降りたちます。

駅は写真を撮る人たちで年に1度の賑わいを見せていました。

「はーい撮りますチーズ」

(訪れた人)
「特別なんで、私自身も40年ぶりくらいなんで」

「1年に2日しかないので、お参りに来たら楽しいかなと」

(茅原淳記者 リポート)
「駅を降りた人たちは、こちらの2日間だけ海の上に架かる橋を渡って、参拝します」

橋の全長は245メートル。

さわやかな海風を感じながら、長い朱塗りの橋を渡ると神社にたどり着きます。

沖に浮かぶ小さな島に鎮座する津嶋神社は、子どもの健康と成長の守り神として全国的に知られていて、早朝から夜まで、親子連れが子どもたちの健やかな成長を願って参拝します。

(訪れた人)
「貴重だなと思って、こういう機会じゃないと来られないので。健康で健やかに育ってくださいという願いを」

コロナ前には、2日間で約1万人の利用があった津島ノ宮駅。あす5日までの営業で、短い夏の賑わいを見せることになります。