台風6号はUターンしてまもなく、再び沖縄本島地方を暴風に巻き込む見込みです。長引く台風の影響が県内各地で見られています。

影響が長期化する台風6号の被害は各地に及んでいて、那覇市の住宅街の間を通る通路では土砂崩れが起きました。すぐ下には民家がありますが、住民などにけがはないということです。

記者
「那覇市の国際通りから1本筋に入った平和通り商店街です。台風6号の影響で、アーケードの屋根が破れてしまっています」

アーケードの屋根の破損が数か所見られる那覇市の平和通り商店街。台風6号が再び沖縄本島に接近する恐れがあることから、修復作業を見合わせています。また一時、県内の34%の世帯に及んだ停電は午後3時前の時点でも3万7000世帯で続いていて、沖縄市では充電施設が市民に開放されました。

停電のため生活用水を送り出すためのポンプが止まった施設もあり、断水が発生した宜野湾市や中城村では、生活用水を求める市民らが市役所で行われた給水に長い列を作りました。

市民
「はじめてです。お風呂や飲み水に使おうと思います」

きょう夕方にも再び沖縄本島地方に暴風警報が発表される見通しで、生活への影響は長引きそうです。