3日、山口県内全域で真夏日となり、熱中症警戒アラートが発表されました。危険な暑さが続く中防府市では休憩場所を開設し、熱中症対策を行っています。

水遊びしていた子ども
「めっちゃくちゃ暑い!めっちゃ涼しい」

防府市の公園は、水遊びをする子どもでにぎわっていました。この日も県内はすべての観測地点で最高気温が30度を超え、真夏日となり、熱中症警戒アラートが発表されました。

公園に来ていた親
「水分とはしっかりととるように促したりしています」

危険な暑さが続く中、防府市が設置したのが、熱中症対策の休憩場所「涼み処」です。近年の暑さに対応しようと、今年から、公民館や福祉センターなど市内20か所に設けられています。施設のスタッフに声をかければ、エアコンのきいた涼しい部屋で、誰でも休むことができます。

防府市健康増進課 渡邊武之予防係長
「まずは気軽に立ち寄って頂いて、休憩所として休憩していただくっていうのと、暑い日が続いてますので、立ち寄られたかたで具合が悪くなったりというかたがいらっしゃったら、スポーツドリンクとか冷却パックっていうのもご準備しています」

7月、熱中症の疑いのある人が訪れ、スポーツドリンクを渡して休んでもらったといいます。

このような休憩場所、全国で設置の動きが広がっています。

熱中症による死者の増加を受け、ことし気候変動適応法が一部改正され、市町村長が公民館などの冷房が効いた施設を「クーリングシェルター」として指定できるようになりました。

防府市のクーリングシェルター「涼み処」は9月29日まで開設されるということです。