サンポート地区の一角が、歩行者天国になりました。香川県高松市の中心市街地を歩いて回遊する「プロムナード化」を検討しようと、2回目の社会実験が行われ、交通への影響などを調査しました。

5月に社会実験が行われた高松駅の北側の車道100mが、再び歩行者天国になりました。

社会実験は香川県立アリーナなどの整備が進む、サンポート地区の都市空間再編の検討材料にと行われるものです。高松駅の北側の車道は、常時遊歩道化が検討されています。
きょう(2日)の社会実験では、この区間にキッチンカーが並び、会社員らが昼休みのひとときを楽しんでいました。

(訪れた人)「近くにお店があるというのはいいと思うんですけど、交通の便がけさもそこら辺がけっこう渋滞してたりしてたんで」
調査の結果、きょう(2日)高松駅の北側の車道では、迂回していく車が目立ちました。
(茅原淳記者)「今回はさらにアリーナ周辺の4車線道路を2車線にして交通への影響を調べます」
車線の減少で、近くのほかの交差点で混雑が起きないか、5つの地点で交通量を調査します。香川県では、アリーナ北側の4車線道路も遊歩道や広場にすることを検討しています。

(香川県都市計画課 奥村武課長)「駅前広場とサンポートエリアが自由に安全に行き来できることと一体で賑わいづくりができるということが見えたらいいな」
今月(8月)6日まで行われる社会実験。その調査結果を元に次回の検討会議で、プロムナード化に向けた議論がさらに進められることになります。