山口県内最年少の「小学生ふぐ処理師」が1日、誕生しました。フグをさばくための資格・ふぐ処理師の試験に、宇部市の小学6年生が合格しました。

中村智弥君 結果を見る
「7、8、9、10、11、12やった~」

県内最年少で、小学生では初めてのふぐ処理師となった宇部市の小学6年生・中村智弥くん。智弥くんは去年、初めて試験に挑戦しました。

毒のあるフグをさばくには、都道府県が認めたふぐ処理師の試験に合格しなくてはなりません。これまでは3年間の実務経験が必要でしたが、去年4月に廃止され、誰でも試験を受けられるようになりました。

智弥くんは去年、経験の少なさからか悔しい結果となり、涙を見せました。それでも諦めずに自宅近くの料理店で練習を重ね7月、2回目の試験に挑戦。この1年で筋力をつけるとともに、練習をかさねて技術を身につけ見事合格を果たしました。

県によると11歳での合格は、これまでの記録17歳を抜いて最年少です。

中村智弥くん
「よっしゃって思いました。うれしくて泣きそうな感じです。将来は料理人になりたいです」

将来の夢に向けて、大きな一歩を踏み出しました。