北海道で開催中の、高校スポーツの祭典・インターハイです。あす(8月2日)始まる陸上競技で、10種目に出場し活躍が期待されている、岡山商科大学附属高校陸上部を紹介します。

今年の岡山県高校総体、そして中国高校総体で見事総合優勝を果たし、今や岡山県屈指の強豪チームへ成長した、岡山商科大学附属高校陸上部。

「まだ見ぬ景色へ チーム商大附いざ出陣」のスローガンを掲げ、82人の部員一丸で練習に取り組んでいます。

2日に始まるインターハイでは、岡山県の高校陸上部で最多となる12選手が、出場を決めています。

(岡山商大附属 陸上部 山部英樹顧問)
「もう普段通りここまで来ていますから、けが人もなく、順調だと思います。それぞれが、十分力を発揮できる準備は出来ていると思います。」

インターハイ出場がかかった6月の中国高校総体で、特に注目を浴びたのが男子八種競技、110メートルハードル、そして1600メートルリレーを制した河原怜音(かわはられん)選手です。

男子八種競技では、自己ベストの5699点をマークし、2位の選手に160点差をつけて中国王者に輝きました。今回のインターハイにかける思いを聞くと

(3競技に出場 河原怜音選手⦅3年⦆)
「前回は、雰囲気に少しのまれた部分であったりとか、上手く調整ができなかったりとか、自分の中ではいいようにはいかなかった。ずっとインターハイ優勝は目標にしてきたので、絶対優勝を勝ち取る、という気持ちで挑みます」

そして、もう一人の注目選手が、走高跳の周世原春玖(すせはらはく)選手です。

中国高校総体では自己ベストを更新する2メートル6センチを成功させ、優勝に輝きました。

(走高跳 周世原春玖選手⦅3年⦆)
「前回は初めての全国大会で、場の空気にのまれて思うような動きが出来ず、記録なしという形で終わってしまったので、今年はしっかり1本目で跳んで決勝には必ず残りたい」

(岡山商大附属 陸上部 山部英樹顧問)
「普段通りの力を出してもらいたい。緊張はするとは思うけど、去年も経験していますから、落ち着いて、県大会、中国大会同様に、落ち着いて競技すれば、大丈夫だと思う。」

あすから8月6日まで行われる、インターハイ陸上競技。「岡山から全国へ」の思いで夢を追いかける、岡山商科大学附属高校陸上部の戦いが始まります。