重点施策について、国民の声を聞くとして全国行脚をしている岸田総理は、31日午後、島根県入りし、松江市の島根大学を視察しました。

島根大学では、はじめに丸山島根県知事から先日の豪雨災害の被害状況などを聞きました。

丸山知事
「6月竣工の排水施設、水害があったが早速効果。住民感謝されている。政府のご支援に感謝。県、市町村全力で取り組む。政府のご支援を賜りたい。」

岸田総理
「被害の凄まじさ。被災した方のニーズをお聞きして一体となって復旧に向けて生活再建に向けて取り組んで行きたい。今回の被害、国としても財政面中心に地元をバックアップしたい。これから台風シーズン本格化、緊張感持って即応出来る態勢を用意したい。国民の命と暮らし守るため努力したい」

その後、岸田総理は大学が2018年に設置した「次世代たたら協創センター」を視察しました。「次世代たたら協創センター」では県内の特殊鋼企業と協力して新材料の研究開発に取り組み、若者の就業の場づくりや地域産業の振興を目指しています。

また、新設された材料エネルギー学部での「アントレプレナーシップ=起業家精神」を養う授業も見学。学生らに「研究成果を社会に還元して欲しい」と、話していました。