30日の土用の丑の日を前に、ウナギ店に注文が殺到しています。
ただ、続く値上げの波はウナギにも押し寄せていました。

甲府市住吉5丁目にある「うなぎあけぼの」です。

店内には甘くて香ばしい香りが漂っています。

30日の土用の丑の日を前に、週末用に普段の3倍のウナギを仕入れましたが、テイクアウトも含め予約はいっぱいだということです。

お客さんは:
「肉厚で感触がよかった」
「猛暑が続くからウナギを食べに来た」

定番のうな重は3300円。

暑い今の時期こそ、食べてスタミナをつけたいウナギですが・・・

うなぎあけぼの店主 的場一雄さん:
この近年高止まりで厳しい状況です。

店によりますと、ウナギの仕入れ価格は10年前は1kg約5000円でしたが、二ホンウナギの稚魚の不足などから上昇。

5年ほど前から高止まり、今年は5900円となっています。

さらにタレを作る調味料も値上がりしていますが、店は2021年300円ほどの値上げをして以降、価格を据え置いています。

うなぎあけぼの店主 的場一雄さん:
かば焼きっていう文化を残していきたいので、少しでもお客さんに還元しながら将来につなげていきたい。

土用の丑の日を前にウナギ店の奮闘は続きます。