中古車販売会社のビッグモーターがわざと車を傷つけるなどして自動車保険の保険金を不正に請求していた問題で、国交省による立ち入り検査が始まりました。

ビッグモーターの一連の問題を巡っては、国交省がおととい、社長らに聞き取り調査を行いましたが、実態の把握が十分ではないとして、きょう午前9時から全国34の店舗に立ち入り検査に入りました。

立ち入り検査では従業員から話を聞いたり、整備の記録を確認したりするということです。

立ち入り検査で道路運送車両法に違反する行為が確認された場合、国交省は整備場ごとに認められた車検場の指定の取り消しや、事業の停止などの行政処分を検討することになります。