対話型人工知能「チャットGPT」の検証を進めていた山口県岩国市は、文書作成やアイデア生成に非常に有効として、秋ごろから本格利用を始めると27日発表しました。
福田良彦岩国市長
「市民サービスの向上、業務の改善を図る上では、このAIなどの最新技術大変有用であると考えています」
岩国市は今年5月から1か月間、対話型AI・チャットGPTの検証を行い、効果と課題をまとめました。情報収集や文書作成、要約や翻訳など73件の事例について検証し、特に文書作成やアイデア生成については「非常に有用」という結果でした。農業振興のアイデアや職員研修、生活習慣病のレシピ作りなどで有用性の高い結果がみられ、住民説明会での想定問答では想定外の視点を提示するなど補完的な役割が確認できたということです。また業務改善という点では大幅な時間短縮が図られました。
岩国市では情報漏えいのリスクを排除し、正確性の向上を図ることなどを盛り込んだ、生成AIの利用ガイドラインを策定しました。9月議会に予算案を諮り、10月には本格利用できるよう進める予定です。














