台湾軍は、中心都市・台北に近い民間空港で初めて軍事演習を行いました。強まる中国への警戒感は、街中に並ぶ「あるもの」にも飛び火し、物議をかもしています。
3日目となる台湾軍の軍事演習。今年は初めて、台湾最大の国際空港「桃園空港」でも行われました。
記者
「ヘリコプターに赤い印がつけられていて、中国軍を想定したものとみられます」
利用者が増える夏休み期間に、台湾最大の民間空港で行われるなど、軍事的圧力を強める中国への警戒感の表れといえそうです。
一方、台湾北部の公園では色とりどりの銅像が。初代中華民国総統・蒋介石の銅像で、200から300体もあるといいます。
記者
「私の身長が170センチくらいなのですが、それよりはるかに大きい銅像が卒業アルバムの集合写真のように並んでいます」
台湾の指導者として象徴的な存在の蒋介石ですが、言論弾圧を行ったことなどが問題視され、2000年以降、学校など公共施設から銅像が次々と撤去され始めました。
そして、最も象徴的な銅像も…。
記者
「大勢の観光客が集まっていますが、あそこに高さ6メートルを超えるという、蒋介石の銅像があります」
蒋介石を記念する「中正紀念堂」。そこにある蒋介石像の撤去を、与党・民進党政権は検討しています。
「権威主義」の政治を行った蒋介石。その銅像の撤去は「現政権が蒋介石に中国政府を重ねているからだ」との見方もありますが、市民の受け止めは。
50代男性
「彼を単に偉人としてみるのではなく、一人一人が評価を下すべきだと思います。でも、歴史的なものとして、文化遺産として残すべきです」
大学生 女性
「銅像が存在するかしないかで、台湾の自由と民主には関係ないと思う」
強まる中国への警戒感に台湾が揺れています。
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