東日本大震災の被災地の復興を加速するため、観光客誘致を推進する官民組織が25日発足し、キックオフミーティングが仙台で開かれました。

発足したのは、「東北復興ツーリズム推進ネットワーク」です。被災地で伝承施設などの整備が進んだことから、復興ツーリズムを推進するため、国や自治体、旅行会社などが連携して組織されました。

キックオフミーティングには、64団体110人が集まり、マークとスローガンが初公開されたほか、特別講演で東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授が復興ツーリズムは、記憶を継承するために重要と話しました。

JR東日本 喜勢陽一副社長:
「元気で活力ある明るい地域を一緒に地元の皆さんと作っていきたい」

このネットワークでは、防災・減災プログラムを学べて歴史や食など観光も楽しめるモデルコースの整備や、インバウンドの誘致などに取り組むということです。