日本時間の9日に開幕するバレーボールのネーションズリーグ第1週ブラジル大会を前に、男子日本代表の主将・石川祐希(26、ミラノ)が3日(日本時間)、ブラジルからオンラインで取材に応じた。

ブラジルで合宿中の日本代表は、3日に行われたブラジルとの親善試合に3-0(25-19,39-37,25-22)で勝利。強化しているブロックディフェンスについて「ミドルのブロックがよくなっていることが試合でも見られますし、結果としても出ている」と手応えを感じている。

所属するイタリア・セリエAでのシーズンを終えて行われた先日の会見で「もう1人、2人リーダーをつくりたい」とメンバーに奮起を促していた石川。親善試合では「チームを引っ張っていこうという意識をコートに入っている全員が持っていたので良かった」と、チームの変化を感じている。「大崩れしないっていうのは、1番強化されたポイント」。各々がリーダーシップを発揮することで、勝負どころで集中、安定した試合運びが可能となった。

過去、ネーションズリーグで日本は2018年の第1回12位に始まり、10位(第2回・2019年)、11位(第3回2021年)と、上位8チームが進むファイナルラウンドに進めていない。「ファイナル8進出が最大の目標と決めた。そこに向かって取り組んでいきたいと思います」。

日本代表は9日にオランダとの初戦を迎え、10日に中国、11日にアメリカ、13日にはイランと戦う。