■FIVBバレーボールネーションズリーグ2023 ファイナルラウンド(20~24日、ポーランド)

世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグ男子大会。23日に行われたファイナルラウンド準決勝で、ポーランドに3-1で敗れた日本(世界ランク6位)は、3位決定戦へ。大会初のメダル、世界大会46年ぶりの表彰台を懸け、イタリアと戦う。試合は日本時間24日、午前0時から行われる。

準決勝で世界ランク1位のポーランドから第1セットを奪うも、逆転負けを喫した日本。同日行われた準決勝のもうひと試合ではアメリカ(同3位)がイタリア(同2位)に3-0で勝利し決勝進出。3位決定戦の日本の相手がイタリアに決まった。

2022年の世界バレーで優勝しているイタリアは、開幕から10連勝を挙げていた日本が、予選ラウンド11戦目で今大会初黒星を喫した相手。セットカウント1ー3 (27‐29、26‐28、25‐23、20-25)、接戦の末敗れている。得点源は背番号16のロマーノで、8日の日本戦では両チーム最多の22得点をマーク。21/22シーズンは、日本の主将・石川祐希(27、パワーバレー・ミラノ/イタリア)とチームメイトだった。通算成績は日本が26勝40敗。去年のネーションズリーグではフルセットの末、日本が勝利している。

イタリアでシーズンを戦う髙橋藍(21、日本体育大4年)は「3位を獲れるチャンスがあるのでそのメダルに向けて気持ちを切り替えて頑張りたい」。ここまで254得点でベストスコアランキング1位の石川は「この敗戦のあとどう戦っていくかがこの大会で一番大事なポイント。メダルがかかっているのでそれを絶対にもぎ取るという強い気持ちをもってもう一度のぞみたい」と意気込む。

3位決定戦で勝利すれば、日本は1977年のワールドカップで銀メダルを獲得して以来、五輪、世界バレー、ワールドカップ、ネーションズリーグの世界大会において、46年ぶりの表彰台となる。

【3位決定戦】
24日午前0時~ 日本×イタリア
【決勝】
24日午前3時~ ポーランド×アメリカ