■FIVBバレーボールネーションズリーグ2023 ファイナルラウンド(日本時間23日、ポーランド)
世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグ男子大会。負ければ終わりのファイナルラウンド準決勝で、日本(世界ランク5位)はポーランド(同1位)から第1セットを奪うも、セットカウント1-3(25-19、 26-28、17-25、21‐25)で逆転負け。日本は初のメダル獲得へ、24日に行われる3位決定戦にまわる。
スタメンは、主将・石川祐希(27)、関田誠大(29)、山内晶大(29)、小野寺太志(27)、宮浦健人(24)、髙橋藍(21)、リベロは山本智大(28)が起用された。
世界ナンバーワンのポーランドに、予選ラウンドではストレート負けを喫した日本だが、第1セットは髙橋藍がサービスエースやスパイクなど絶好調。連続得点を奪い、ポーランドは序盤に2回のタイムアウトを使い果たした。さらに石川のバックアタックや宮浦のスパイクで得点を重ね、最大6点リード。サーブの良いポーランドにしっかりと対応し25‐19で先取した。
第2セットは前のセットの途中から出場した世界最高峰の選手、ポーランドのレオン(29)がスタートからコートに。日本は4点のリードを許すも、中盤に石川のサービスエース、宮浦の強打で3連続得点と流れを引き寄せる。さらに髙橋藍がレオンのスパイクをブロックし同点。この大事な場面でブラン監督の期待を受け、代表初選出の西山大翔(20)がリリーフサーバーとして登場し、いきなりサービスエース。しかし地元ポーランドのファンが総立ちで声援を送る中、最後はサーブで崩され26‐28。このセットを奪われた。
ポーランドを相手に互角の戦いを見せる日本だが、第3セットはポーランドのエース、レオンやミドル攻撃などで点差を徐々に広げられた。日本はセッターを永露元稀(27)、西山の2枚替え、さらに石川に変えて富田将馬(26)を投入したがその差を縮めることができなかった。日本のサーブの際にはブーイングが起こるなど、地元の後押しで勢いに乗ったポーランドに2セットを連取された。
追い込まれた日本は第4セット。序盤に5連続得点でポーランドにリードされると、石川のサービスエースや宮浦のバックアタックで徐々に詰め寄り1点差とする。しかし、レオンの高さのある強打やシリフカ(28)のサービスエースなどで徐々にリードを広げ、逃げ切られた。
日本はネーションズリーグ初のメダルをかけ、24日に行われる3位決定戦へ。1977年のワールドカップで銀メダルを獲得して以来、世界大会(五輪、世界バレー、ワールドカップ、ネーションズリーグ)での、46年ぶりの表彰台を狙う。
※世界ランキングは試合前時点
【日本の得点(上位)】
石川 21得点
髙橋藍 16得点
宮浦 13得点














