娯楽用の大麻が合法化されているアメリカ・ニューヨークで、大麻製品の展示会が始まりました。

記者
「ニューヨークで行われているこちらのエキスポ、展示されているのは大麻に関するビジネスの商品なんです」

ニューヨーク州は去年3月、21歳以上を対象に娯楽としての大麻の使用などを合法化。所持や自宅での栽培なども認められました。さらに、早ければ今年末から来年にかけ、許可を得た小売店での販売が始まる見通しもあり、エキスポには多くの製造メーカーが出展しています。

記者
「こちらの場所で出展されているのは、一見可愛らしいデザインのグリーティングカードなんですが、このように中を開くと大麻を入れることのできるケースがついているんです」

出展者
「商機が増えるのでとても楽しみです。ニューヨークは人口密度も高いし、合法的な大麻市場の基準になってくると思います」

ニューヨーク州によりますと、1年間で日本円にしておよそ455億円の税収が見込まれるほか、最大で6万人の雇用増加につながる可能性があります。

一方、外務省は日本の大麻取締法が国外でも適用されることがあるため、観光客や在留邦人に大麻の購入などをしないよう呼びかけています。