連日の猛暑は野菜にも大きな影響を与えています。夏野菜をお得に食べるヒントとは?
静岡市駿河区にある季節の食材を楽しめるレストラン。野菜の選び方にはこだわりがあります。
<セ・ラ・ヴィ 鈴木啓介オーナーシェフ>
「野菜の顔を見て決める。ぱっと見た時に『ぼく、おいしいよ』と野菜が教えてくれるので、それを意識して購入している」
その大事な野菜について、このところ量や質が不安定になっているといいます。
<セ・ラ・ヴィ 鈴木啓介オーナーシェフ>
「前日あった物が突然なくなったり、すごく暑い日があったり、ものすごい大雨になってしまうと、野菜のクオリティーに影響が出る。すごく採れる時とまったく採れない時があったり、いま仕入れるのが難しい状態」
暑さで野菜が不安定に。栽培の現場では困った状況が起きています。静岡県藤枝市で夏野菜のオクラやナスを育てている石井慶久さん。最近は水まき作業に追われる毎日です。
<石井慶久さん>
「(水をまくことは)余分な仕事だよね。雨が適当に降ってくれれば、こんなことしなくていいけど、雨が降らないとオクラにしてもナスにしてもかわいそう」
暑さに強いとされる夏野菜ですが、畑の水分量が減ってしまうと野菜の生育に悪影響があるといいます。
<石井慶久さん>
「本来なら葉っぱが上を向いて立っているけど、乾燥が強いと葉が垂れてしまってしおれていくと仮死状態になる。(実も)育たないし、オクラの実も硬くなる」
もちろん、猛暑は野菜の店頭価格にも影響を及ぼしています。
<安い八百屋いろいろ練習中 本店 今堀和哉店長>
Q.暑いですが、野菜にも影響は出てますか?
「野菜も暑さに弱い子たちもたくさんあるので影響は出ている」
影響が顕著に表れているのがいわゆる「葉物野菜」。例えば、わたしたちの食卓でも重宝するキャベツは、前週98円だったものが18日は158円に。気温の上昇がダイレクトに価格に反映されているのです。
<安い八百屋いろいろ練習中 本店 今堀和哉店長>
Q.ほかにも暑さの影響は?
「ホウレンソウが影響が出ている野菜。値段もいい値段になっている。通常これぐらいの価格帯のホウレンソウは軸の部分が太くて立派」
Q.どれぐらいの太さ?
「小松菜くらいの太さ」
Q.確かに比べてみると、ホウレンソウ細いですね。どうして細くなっている?
「時間をかけてゆっくり育てたいところが、暑さで一気に背が伸びてしまって、早めに収穫しなければならない事情がある」
2023年の夏はまだまだ猛暑が続くとみられていて、野菜は価格だけでなく、その生育状況にも気温の影響が表れるとみられます。
取材した青果店の今堀店長は、暑さに弱い葉物野菜は暑さで成長のバランスが悪化するようで、質が低くても価格は高くなるようです。一方、暑さに強い夏野菜、特にトウモロコシは日当たりと水はけが重要で、この暑さが好影響となり、質もよく価格はお手頃だということです。
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