タクシーの乗務員を対象にしたバリアフリー教室が18日、仙台市で開かれました。
車いすや目隠しでの乗車を体験し、障害者への理解を深めました。

東北運輸局で開かれたバリアフリー教室には、宮城県内のタクシーの乗務員などおよそ20人が参加しました。乗務員らは、車いすに乗ってドライバーに押してもらい、車いす乗降用のスロープを使って、タクシーの後部座席を畳んだスペースに乗り込みました。また、目隠しをしてドライバーに声をかけてもらいながら手を引かれてタクシーに乗車し、障害者の立場になって乗り降りを体験しました。

県タクシー協会 水野英治ケア輸送委員長:
「逆の立場になって初めて自分がこういう気持ちになるんだということに気付かされた」

この教室は、東北運輸局がタクシーの接客サービス向上を目的に開いたもので、乗務員らは障害者への理解を深めていました。