青森県内は15日、津軽を中心に激しい雨の降っている所があります。深浦町では国道101号に土砂が流れ込み通行止めとなっています。津軽では、大雨による土砂災害に厳重に警戒するとともに、県内全域で低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒が必要です。
青森県深浦町の大間越地区では国道101号に土砂が流れ込みました。この影響で15日午前11時から、約100メートルが全面通行止めとなっていて現時点で解除の見通しは立っていません。周辺の住民3世帯8人の無事は確認されています。
前線や暖かく湿った空気の影響で深浦町には15日未明から強い雨が降り続き、町は、大間越を始め5地区で計562世帯・1091人に避難指示を出しています。

また現在、土砂災害警戒情報は深浦町に、大雨警報はつがる市、深浦町、鰺ヶ沢町、外ヶ浜町、中泊町に出されています。
15日午後5時40分までの24時間に降った雨の量は、深浦が7月の観測史上最大となる167.5ミリ、むつ市湯野川で76ミリなどで各地の河川の水位も上がっています。

青森県は15日午後、災害対策本部会議を開き、現在人的被害は確認されていないうえ、土砂災害も現時点では深浦町の国道101号以外は大きな被害は確認されていないとしています。
青森県内は、津軽を中心に激しい雨の降っているところがあり、16日にかけて前線が停滞して活動が活発な状態が続く見込みです。青森県内で16日午後6時までに予想される24時間の降水量は多いところで津軽が80ミリ、三八上北と下北が60ミリとなっています。また、16日にかけて予想される1時間の降水量は多いところで津軽が30ミリ、三八上北と下北が20ミリとなっています。

津軽では、大雨による土砂災害に厳重に警戒するとともに、県内全域で低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒が必要です。